好みのワインを見つける近道は?

まずは、2000円前後のワインを試してみよう!
まずは、2000円前後のワインをいろいろ試してみることをお奨めします。
なぜ「2000円前後」かというと、このクラスのワインが、最も味わいのバリエーションに富んでいるからです!
白は、ごく辛口から甘口まで一通りそろっているし、赤も水代わりになるようなものから、重厚なタイプまでよりどりみどりです。
ちょっと意外かもしれないけれど、3000円を超えると、このバリエーションが、一気に狭くなります。
白は、辛口か、それとも極甘口かの両極に分かれてしまい、ほのかな甘口、なんてものは例外中の例外になるし、赤の場合は、軽やかなタイプがなくなってしまうんです。
反対に1000円以下の場合は、優れた品質の辛口の白に出合いにくくなるし、重厚な赤も基本的にありません。
1000円から3000円というのは、そういう意味では狙い目の価格帯です。
もっとも、バリエーションが多いというのは、その分だけ、選ぶ時に迷う幅も広がってしまうということなので、入門の時には、迷惑かもしれません。
そこで、多少なりとも、対象を絞り込んでおくと、「やや辛口」から「ほのかな甘口」「甘口」の白ワインではドイツワインをお奨めします。
そして、それ以外の味わいでは、オーストラリア、チリ、アメリカのワインが、非常にコストパフォーマンスに優れています。
オーストラリアの赤は、この国独自の醸造法により、ほとんど渋味のないものが多いです。
したがって、赤ワインの渋味に抵抗感がある人には特にお奨めです。
白も、押しなベてフルーティな飲みやすい夕イプのものが多いです。
チリのワインは、少し前までは、フランス風、イタリア風、スペイン風、カリフォルニア風と、あらゆるタイプがあり、何というか「イミテーションの王国」のような趣を持っていました。
それはそれで面白かったのですが、最近は、太陽の恵みをこれでもかと取り込んだ、ジャムみたいに甘い果実香が立ち昇る、派手なタイプのワインが増えています。
アメリカ、特にカリフォルニアのワインは、いまではもう品質的にしっかり確立されており、その意味ではコストパフォーマンス的に非常に優れているとは言いがたいかもしれません。
しかし、つくり手の個性が、そのままワインの個性になつているような、キャラク夕—の明確なワインが多いので、自分の好みの方向性を見つけるのには、最適な国の1つだと思います。
もちろん、この4か国以外のワインでも、かまわないのですが、とりあえず、あなたの好みの方向を大雑把につかむためには、その4か国のワインで充分です。
そして、いったん好みの1本が見つかったなら、今度は、その周辺のものを飲んでみるといいです。
例えば、
同じ葡萄品種のワインを選ぶ。
同じ産地のワインを選ぶ。
同じつくり手のワインを選ぶ……
といった感じに広げていくわけです。
そのうちに、自分の好みの傾向を言葉に出来るようになれぱ、しめたものです!
そうなったら、4か国の縛りをはずして、ワインシヨップの店員さんに、その好みを伝えて選んでもらえばいいと思います。
最高級のワインを飲むことも近道のひとつ!
もうひとつの近道は、とにかく最初に最高級のワインを飲んでしまうことです。
この場合は、フランスのそれもボルドー、ブルゴーニュの特級クラスをお奨めします。
ボルドーとブルゴーニュが、世界中でこれほどまでに別格視されているのには、おそらく意味があるのではないかと思います。
この二つの地方のワインには、たぶん、国や人種を超える普遍的なうまさがあるように思います。
もっともそれは、一番有名だから、だれもが最初に飲むことになり、飲んで感心しないとバ力にされるので、それが怖くて感心するフリをしているうちに、いつの間にか、実際においしく感じてきてしまうという、単にミエに支えられた循環論法にすぎないのかもしれないけれど、ま、それは脇に置いておいて(汗)
本当に飲み頃を迎えたボルドー、ブルゴーニユの名品には、一発で人をメロメロにしてしまう強烈な魅力があります。
実際、ワイン狂の半分以上が、そうやってワインの世界にのめり込み、金がいくらあっても足りなくなってしまったおバカな犠牲者たちです。
ただし、最高級のワインというものは、しばしば熟成に時間がかかる上、熟成の途中でひどく沈み込む時期もあるというやっかいな代物なので、そういう時期のワインを飲むと、かえってワイン嫌いになりかねません。
ワインのことがきちんと分かっている店員さんのいるワインショップで、ちゃんと「飲み頃」だと保証してくれたワインを買うようにしたいです。
ま、2000円前後から入ろうが、最高級から入ろうが、いずれにせよ、いいワインショップを早く見つけ、信頼できる店員さんと仲良しになるのが、一番の近道であることだけは、まちがいありません。
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